院長の木村です。
9月から「秋の犬健康診断キャンペーン」が始まります!
その概要について、説明いたします。
健診内容以外にも健診間隔についても記載しておりますので、どうぞ最後までお読みください。
対象動物
全ての犬
期間
2022年9月1日〜11月30日
健診内容
健診内容は以下の6コースからお選びいただけます。
- お手軽Aコース、お手軽Bコース
- あんしんAコース、あんしんBコース
- しっかりAコース、しっかりBコース
各Aコースは血液検査であり、対象年齢や症状などに合わせて検査内容が異なります。
Bコースは各Aコースにそれぞれ胸部レントゲン検査と腹部エコー検査を追加したものとなります。
お手軽
お手軽コースは、主に7歳未満の若いわんちゃんが対象のコースです。
血球検査(貧血や白血球数など)と生化学検査(肝臓・腎臓・その他)からなるスタンダードな血液検査です。
あんしん
あんしんコースではお手軽コースAの血液検査に加え、7歳以上のシニア期で乱れがちな甲状腺ホルモンの検査も行います。
よって、対象としては7歳以上の中・高齢犬となります。
※7歳未満でも選択は可能です
しっかり
しっかりコースでは甲状腺ホルモンの他、糖尿病マーカー・急性炎症マーカー・早期腎臓マーカーといった特殊項目も追加されます。
以下の例に当てはまるような場合にご検討ください
- 調べられる項目はなるべく検査しておきたい
- 10歳以上のシニア〜ハイシニア期
- 飲水量や排尿量の多さが気になる
健診結果について
健診結果については、以下からお選びいただけます。
- 従来通り、7〜10日後程度に改めて来院いただき結果説明
- GoogleDriveの共有サービスを利用したオンラインでの結果受け取り
基本的には全ての方に2のご案内を差し上げますので、お好きな方をご選択いただければ幸いです。
画像検査の有無について
各コースの「AとB」は画像検査(胸部レントゲン検査、腹部エコー検査)が有るか無いかの違いがございます。
画像検査を受けるメリットは以下の通りです。
- 血液検査だけでは見つけられない画像的な異常を検出する
- 画像データを基に、血液検査での異常の原因を絞り込んでいく
- 健康な臓器の画像データを作成し、病気時での検査結果と比較できるようにする
一方、画像検査を受けるデメリットは以下の通りです。
- 検査費用が高くなる
- 画像検査を受ける際の検査ストレスがかかる
- おおよそ20〜30分程度の検査時間が発生する
メリットデメリットを総合的に勘案して、健診コースをご検討いただければと存じます。
もちろん健診としては画像検査を併用した方が内容が充実しますが、諸々を考え画像検査は隔年で受けさせるという方もいらっしゃいます。
春の健診との兼ね合い
7歳未満と若く、また春の健診で目立った異常が無かった場合は、秋の健診ではなく来年春の健診をご検討いただいて構いません。
ただし当院では最低1年に1回の健診をお勧めしております。
もし春の健診は受けていなかった場合には、ぜひ秋の健診を受診いただくようお勧めします。
また持病(腎臓病・心臓病など)があったりシニア期に入っているわんちゃんの場合は、半年に1回の健診を推奨しています。
わんちゃんの半年は人で言うと1〜2年分に該当しますので、秋の健診も行い病気の早期発見・早期治療に繋げましょう。